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太らない油

2020.05.15 | Category: 食事

日清「ヘルシーリセッター」はトランス脂肪酸を含んだ物でトランス脂肪酸は虚血性心疾患を起こるリスクが高くなると指摘されています。。

海外では使用を控える様になっているが我が国では特に規制は無いだけでなく何故か厚生労働省が推進している保健機能食品の中にトランス脂肪酸食品を認可しているのが疑問である。

ダイエット効果としては中鎖脂肪酸を含んでいるからで5~12個のものを中鎖脂肪酸、12個以上の炭素数のものを長鎖脂肪酸と呼ぶ。

花王の「エコナ」ジアシリルグリセロールは一般の油(トリアシルグリセロール)はグリセリン骨格に3本の脂肪酸がエステル結合しているのに対し、ジアシルグリセロールは2本の脂肪酸がエステル結合したものです。

吸収したエネルギー量にはトリシルとは差が無いものの代謝ではトリシルとジアシルでは加水分解がより早く行われます。

逆に多くしているがオレストラと名づけられた合成食用油はアメリカのP&G社が1968年に開発し、大論争の末1996年はじめに米国政府の食品医薬局がスナック類に限り、食品添加物として認可したノーエネルギーの油です。

天然の食用油はグリセリンに脂肪酸が3個結合したトリグリセリドという形をしていますが、このオレストラは砂糖分子に脂肪酸を6~8個結合させて作られた物です。

この脂肪酸が5個以下だと人工油でも消化吸収されますが、6個以上になると消化をほとんど受けず、しかも性質は天然油とそっくりで味覚も劣らず、高温で揚げても分解・変化もしないのです。

ただ問題なのは、オレストラを摂取すると油溶性ピタミンのA・D,E・Kやカロチンの吸収が悪くなるのでピタミン欠乏症になる恐れがあります。

このためオレストラには最初から大量の油溶性ビタミンが添加されているそうです。米国人は3人に1人が肥満やそれによる生活習慣病で悩んでいますが、脂肪摂取過多の食習慣はそう簡単には変えられずこの「太らない油」による解決策が受け入れられたのです。

私達はどうやら自然の油を摂った方が良さそうです。

 


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